トークイベント「私たちのライフストーリー」動画公開

大変お待たせいたしました。2022年8月6日に教文館ギャラリーステラより生配信でお送りしたトークイベント「私たちのライフストーリー」の録画を字幕つきで公開いたしました!

概要欄に目次をつけていますので、それぞれの時間表示の青い文字をクリック/タップするとその人のストーリーのところにジャンプして視聴することができます。

イベントでは、「信仰とセクシュアリティ」というテーマでLGBTQ 当事者から約束の虹ミニストリーに寄せられた7つのライフストーリーを紹介し、それについての感想などを語り合いました。

約束の虹ミニストリーでは、LGBTQクリスチャンの方々の声をもっと多くの人々に届けるため、発信を続けてまいります。


寄せられた証し/ライフストーリーは、こちらでお読みいただけます。

証し(パーソナル・ストーリー)

証し(パーソナル・ストーリー)の一覧。“わからない”自分とゆっくり付き合う人生 - (HIROYOSHI/50代)【ジェンダーフルイドについて】まず初めに私の自認している性についてお話しします。私は、ジェンダーフルイドという、自認する性が揺れ動くタイプです。それも、自分がどの性別にいるのか、その瞬間によって違います。「男性」だと思うときもあり、「女性」だと感じるときもあり、「どちらでもない」と思うときもあれば、「わからない」と感じるときもあります。長さも何か月というときもあれば、秒単位で変わるときもあります。男性だと感じるときには、女性らしい身体の部分を全部取ってしまいたいという衝動に駆られる時もありますし、女性だと思うときは、女性らしい服装を身に着けたいと感じるときもあります。言葉遣いも、瞬時に代わることもありますが、周りの人に違和感を与えないように抑えていることが多いです。その時には、自分を自分らしく表現できないことと、相手のことを、自分の性別を打ち明けるまで信頼していないという後ろめたさを感じ、特に親しくなるにつれ、その思いはだんだんと深くなっていきます。【“わからない”自分との葛藤】私は中学生の頃から男装をし始め、高校で地元を離れてからは、周りに対して自分のことを「HIROYOSHI」と呼んでくれるようお願いし、自分のことも「僕」というようになりました。当時の仲間の多くがそれを受け入れてくれて、自分を素直に表現するということができる環境に身を置く喜びを感じていました。しかし、私が自分の性別についてもっとも思い悩んだのも高校生の頃でした。当時は男性、女性の他というと「中性」くらいしか概念がなく、年齢が上がるにつれ、自分自身が「中性」であるというはっきりとした自覚も持てず、ちょうど同じころにキリスト教に触れる機会があり、自分は自分の女性性を否定しているだけなのではないかと考えるようになりました。そうして、自分の気持ちではなく、社会のとらえ方や考え方を重んじるようになり、「自分の世界が広がるかもしれない」と、好みではない服を受け入れ、卒業してからは、仕事の礼儀として化粧をして働くようになりました。職場で出会った人と結婚し、子どもも生まれ、子育てをしていくうちに、世の中ではSNSが盛んになり、Facebookで、長年連絡を取り合っていなかった高校時代の友だちと再びつ

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性的少数者と共に祈るキリスト教ベースの活動、 『約束の虹ミニストリー』のホームページです。